「先生☆」
「バンビの☆」
「「オールナイトバンビー!!!」」
「産科医!」
「さて姫始めようか」
「先生、落ち着いて下さい」
「おやおや、新年早々焦らそうっていうのかい?
いいねそういうの嫌いじゃないよ」
「…面倒なことは先に済ませときたいんですよ……
一度毎に集中したいですから、ね」
「新年早々飛ばすねシカマル!愛してる!
ところでシカマル敬語はもうやめちゃったの?」
「ああ…元々俺がこういう話し方してた理由は、
『一体全体こいつが誰だか判らない』って非難が殺到したからなんすよ」
「そうだよね。今回のこれだって数少ない常連さんじゃないといきなり始まって訳解んないよね。でも大丈夫、ここ殆ど常連さんだけが訪問者だから。
訪問者=常連さんと言っても過言ではない」
「…ええ、で、まあ正直非難が殺到したってよりはここの管理人が誰?って
パニックになったかららしいんですが」
「成程。それでいざシカマル敬語使わせてみたら」
「存外難しかったと」
「だからまた普通の敬語で通すことにしたと」
「……つまらない話をしてしまいました。そんなことより先生」
「姫始めようって?」
「先生」
「そうだよね、勿体無いもんね折角の晴れ着なんだから!」
「先生の男前度に惚れ惚れです」
「お前もすごく似合ってるよ、僕の見立ては完璧だね。
…ね、ほら、目元もその緋色と同じ色に染まってるよ。そんなに僕かっこいい?」
「、――//」
「ふふ、それとももう何か期待しちゃってるのかな」
「…期待してるのは…アンタの方でしょう……」
「ひゃあ来たねアンタ呼び!しねる!女物の襦袢!紅潮した頬!艶やかな黒髪!項項項!とどめの斜交いに向けられた潤んだ眼差し!なにこれ僕を仕留める為に送り込まれた何かターミーネーター的な…そういうアレ!?未来少女!?」
「そーゆーアレじゃねーけど…
ただ、俺が今アンタを欲しがってるってのは、判りきってねえっスか…?」
「シカマル喋り方が統一出来てないよどれだけ興奮してるの…!
まったく仕方ない子だな、あれだけ僕を諌めておいて…
ほらおいで、シカマル」
「……ヤだ。偶にはそっちから来て下さい」
「……まったくお前は、新年早々本当にいけない子だね」

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昨年は大変お世話になりました。
相変わらず先生とシカマルの関係は至極良好なようで、安心しましたね。
皆様の2010年が素晴らしいものになりますように。
うっかりいきなりここ読んで呪われた人の呪いが早い内に解けますように。
今年も宜しくお願い致します。
圧力係数(仮)管理人
酉一(仮) 拝
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