四百二十二匹目

「先生☆」
「バンビの☆」
「「オールナイト耽美ー！！！」」

「よんかい！」

「何だか久し振りです」
「シカマルの喉が中々治んないからじゃない」
「…だってそんな暇、くれなかったじゃないですか…」
「シカマル……」
「そういう訳で今回も沢山のお便りメールに伝書鳩が来ています」
「伝書鳩の人はどういう環境で電波を受信してるの」
「世界は広いんですよ」
「クルッククルック聞こえると思ってたけど幻聴じゃなかったんだよかった」
「ずっとお利口にしてましたね。……一通目、滋賀県飛び出し小僧さん」
「いつもありがとう！」
「受信日半年前ですね、まあいいや……いつもドキドキしながら聴いてます。先生達はいつもラブラブですよね！そこで質問なんですが、お二人はカップルに纏わるジンクスのある夢と魔法の王国に行かれたことはありますか？エピソードなんかがあれば教えて下さい！あと常時ゲリラ放送やめて下さい……とのことですが」
「ネズミか……懐かしいね」
「もう随分前のことですね」
「シカマルったら白雪姫で泣いちゃうんだもん、困ったよ」

(大人の事情で割愛)

「オルバンももう4回目だね」
「色々ありました」
「ところでシカマル、今日は何の日か判る？」
「……」
「おや、言えないのかい」
「、………は…初めて、」
「何を言おうとしてるのかな、七夕じゃない」
「！！」
「…えっちなこと考えたね」
「……///」
「まったく…何思い出しちゃったのさ？ふふ、耳まで赤いよ」
「せんせいが、」
「僕の所為にする気？……悪い織姫」
「……牽牛……」
「…今日くらいは機織り手伝わせてよ、性的な意味で」
「////……」