しかまる50%
若い娘が溺れ死んだという悲劇的伝説のある泉にはまり、水をかぶると女になっ
ちゃうふざけた体質になったシカマル。
「…………どうしたの?僕の子供が欲しくなった?」
彼(彼女)の姿を見た先生は、そんなことを言い微笑を浮かべるのだった。
周りの面々はシカマルの扱いに手を焼く。
一番落ち着いていたのは一番仲良しの女の子、いのだった。
落ち着いていたというか正直面白そうにしていた。
ことある毎に水をぶっかけ、自分の服を着せ買い物に付き合わせたりしてシカマルを涙目にさせた。元々体力がないシカマル、女の身体になっては腕力でもいのに負けるのであった。いののお蔭で、干物女にはなれそうになかった。
ダチの1人で方向音痴のキバはと言えば、購買にパンを買いに行って既に4日帰ってきていなかった。因みにキバは水をかぶると犬になっちゃう体質だった。その愛犬赤丸は、水をかぶるとキバそっくりの少年になっちゃうのだった。
キバは帰って来て話を聞くなり、いきなりシカマルをひん剥いた。因みに昨日まで天草にいた。
「なんでBなんだよ!!」
解せぬという顔のまま女子達に張っ倒されたキバは、意識が回復しない内に隣町へ捨てられた。これで20日は帰ってこない。
イルカ先生という先生は水をかぶると海豚になっちゃって、よく陸で痙攣している。
アスマ先生は一度水をかぶった時に猟友会の人を呼ばれた。山に逃げた。
そうこうしている内に水をかぶると男になっちゃうようになったいのちゃんを見て父は自刃しかけ、本人はモテた。
ざん ざん とあちこちでバケツの引っくり返る音、色々あるけれど楽しく過ぎる毎日、とうとう先生が動き出した。
「望みがあるなら僕に言えばいいのに、だってとっくに溺れてるでしょ?僕という泉にね」
正に呪いの泉。
にょシカを護りたい犬とか熊とかその辺が今、お湯を持って立ち上がる!
キバは間に合うか!
カラオケ入済みと入予定曲 全部じゃないよ
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